諸国へ御朱印の旅
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全国さざれ石
さざれ石とは
岐阜県揖斐郡揖斐川町春日村には「さざれ石公園」があり、君が代の由来になったさざれ石があることで有名です。
中央の石碑には「さざれ石 国歌 君が代発祥の地 内閣総理大臣 中曽根康弘」と書かれています。
このさざれ石は岐阜県の天然記念物に指定されていて、しめ縄を巻いて人が立ち入らないように囲いをしています。
そこにあるさざれ石は他の神社にも置いてあるさざれ石と同じく、炭酸カルシウムや水酸化鉄によって構成されています。
もともと小さかった石と石の間にこのような成分が入り込むことで、石がつながって長い年月をかけて大きなものになると科学的に証明されています。
日本では、滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山が主要産地になっています。
また、さざれ石は年月をかけて成長することから、神霊の宿る石だと信じられてきました。 古来より日本人は、岩や山などに神様が宿ると信じており、日本各地には岩や石を依代(よりしろ)(神霊が降臨するときに宿るとされるもの)とする神社がたくさんあります。
「君が代」の歌詞の由来のさざれ石
国歌
「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔の産すまで」
もともと、君が代は古今和歌集に収録されている短歌のひとつだったのです。
鎌倉時代に入ると、おめでたい歌としてさまざまな歌集に祝い事の歌として収録されるようになりました。 明治2年(1869年)、薩摩藩歩兵隊長だった大山巌が天皇陛下が臨席する儀式用の歌として「君が代」を選びました。 その後、明治13年(1880年)に宮内省式部職雅楽課の雅楽師が曲をつけ、ドイツ人の音楽家が編曲しました。 そして、11月3日の天長節で初めて演奏され、以後、国歌として用いられています。
君が代の「さざれ石」は先述したとおり、小さな石という意味で使われています。 歌詞の「さざれ石の巌となりて」とは、「小さな石が集まって大きな岩となるように」という意味です。 これにもさまざまな解釈があり、「結束し、協力しあい、団結して」や「今は小石であるものが時代を経て、集まって大きな岩となり」という意味ととらえることもあります。 また、君が代の”君”も「君主のことなので天皇陛下のことである」や「古今和歌集は恋の歌が多いため、男女のことである」といわれ、さまざまな解釈がされ”謎の多い国歌”なのです。
いずれにしても、「さざれ石」とは小さな石が大きな岩になるという意味ですから、「男女が手を取り合って」や「国民が団結して」という意味につながっている、といわれています。
御朱印とは
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